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2008年7月30日 (水)

国宝鑑真和上展に行く

今日、仕事が休みだったので、静岡県立美術館で開催されている「国宝鑑真和上展」に行ってきた。
「鑑真和上坐像」が見られると知っていたので、何とか見てみたいと思い、足を伸ばして行ってきた。

日頃、日蓮教団に関する問題について考えているが、日蓮聖人の御在世は鎌倉時代。それに比すると鑑真和上は奈良時代の人だから、さかのぼること5世紀。その差は大きい。出品されているものの多くが、奈良時代とか平安時代のものであり、その歴史の古さだけで圧巻だった。江戸時代のものが出展されていたが、「律三祖像」などは、あまりにも新しくみえて、随分浮いちゃっているような感覚さえ抱いた。
さらには、配布されていた出品目録をみても、2/3程度が国宝や重文に指定されたものである。行くベースごとに重文やら国宝やらが並べられているわけだから、そのすごさだけで「もうおなかいっぱい」という思いだった。

唐招提寺の重宝がこうして見られるのは、唐招提寺の修理に合わせてということのようで、重宝が始めて外に出るということに対して、寺内では賛否の議論がなされたと、知人から聞いた。

今回、静岡でやっている「鑑真和上展」を知ったのだが、美術館の人に聞いてみると、どうもかなり長い期間、全国で展示会が行われたということで、それは知らなかった。
帰ってきてネットで調べてみたら、2001年から続いていたようだ。東京が2001年で今から7年前。となれば、まだこうしたものに興味を持っていなかったから、納得できたが、まさか3年前にもやっていたとは知らなかった。もう少し敏感でいたいなと思った。まあ、今回見れたから、これはよしということにしたい…。

【2001東京・長野、2002愛知、2003愛媛・鹿児島、2004宮城、2005東京、2006北海道】8月末まで静岡で開催されたあと、来年福岡で行われて終わりになるとのこと。
東京では混雑してなかなかゆっくりと見ることができなかったそうだが、静岡での開催は、かなりゆっくりと見れ、特に見たかった「鑑真和上坐像」は10分ぐらい、前後左右、色々な角度から見ることができた。
終わりごろになるときっと混むのだろうから、今日いってきてよかったと思う。
ただ、鑑真和上坐像の写真を見ると、随分色彩がはっきりとしているようだが、美術館ではかなり電気の明るさを落としていたので、ほとんどその色彩を感じることはできなかった。宝物管理という上からの措置なのだろうか、残念ではあるものも、致し方ないのだろう。

あと、一つ思ったのは、重文判定についてなのだが、並列されていた「大雲経」と「大日経」があって、双方ともその古さといい、その保存状況といい、申し分ないように思われた。なおかつ、前者は奈良時代のもので、後者は平安時代のものという。なのに、後者は重文に指定されているが、前者は指定を受けていない。この差異は何なのかと疑問に思った。そういう知識もあれば、もっと面白く見られるのかもしれないが、そこまでの理解はなかなかできない。

いずれにせよ、こうしたなかなか近くで見られないようなものを間近で見る機会が得られたことに、本当に充実した休日を送れたと思っている。また、ゆっくりとハードカバーでできた立派な図録を読んで、余韻を楽しみたいと思っている。

【唐招提寺2010プロジェクト】
http://www.tbs.co.jp/p-guide/daiji/index-j.html

【静岡県立美術館】
http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/japanese/exhibition/kikaku/2008/02.php

【唐招提寺】
http://www.toshodaiji.jp/

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