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2007年12月21日 (金)

脳死・臓器移植と仏教・宗教について(承前)

月に二・三度はアップしたいと思っていたが、なかなか書けないでいる。結局、先月は一度も書くことができなかった。ただ、ブログ自体を閉鎖することだけは避けたいので、なるべく地道な勉強、そして書く意欲だけは捨てないで、これからも頑張っていきたいと思う。

前回、「脳死・臓器移植と仏教と…」という題名で、広範な内容を掲げたものの、かなり雑駁に書きなぐってしまった。その後、関連する様々な論文も入手したり、いくつかの書籍やホームページなどにもめぐり合ったのだが、なかなかそれらを読むことができずに今に至ってしまっている。
昨日、近くの郵便局に行ったが、振込みをお願いして待っている間、何気なく置いてあった広告などを見ていると、例の「臓器提供意思表示カード」が、隠れて申し訳なさそうに置かれていたので、一部持って帰ってきた。以前は、黄色い表紙のカードが一枚ずつおいてあったように記憶しているが、現在は透明の袋に入れられていて、中には社団法人日本臓器移植ネットワークの「伝わるこころ つながる命」というパンフと、カードも2枚入っていて、さらには意思を書いて保険証や運転免許証などに貼れるようになっているシールまでも入っており、何だかパワーアップした感があった。
私自身、まだこのカードを記載して所持していないので、これを機に持っていようかなと思っているが、今のところはテーブルの上に置いたままになっている。
まだ脳死の件については勉強不足だが、何かを書いておかないと今年は結局10月以降書かずじまいだったな、となってしまうのも淋しいことなので、昨日臓器移植のパンフをもってきたこともあるし、一寸このことについて簡単に書いてアップすることにした。

前回、最近宗教と脳死という点についての議論は下火になってきた感があると記してしまった。しかしいろいろ調べてみると、学会や研究会、大学や教団内などでシンポジウムや声明の発信、討論などが現在でもかなり活発に行われていることを知った。したがって、その辺の記述は訂正したいと思う。
また、中野東禅氏についても記したが、やはり私の読んだ論文以外にも様々な論文を発表されていることを知りえた。ただ、中野氏の論著の入手は今のところないので、改めて読んでから感想なりを述べたいと思う。
宗教団体が脳死や臓器移植の賛否を決めることは、ややもすれば世間からの批判をも受けかねない問題であり、結論を明示することは避けているように見受ける。それを明確に示したアンケート結果を読売新聞のホームページで見つけたので、あげておきたい。

脳死移植 宗教界は・・・ 国内団体にアンケート
http://osaka.yomiuri.co.jp/kokorop/kp51221a.htm

大本教だけは明確な提示をしているようで、結構WEBでも見つけられるから、興味のある方は確認していただければと思う。
仏教から考えたとき、脳死の是非、それ以上に臓器移植の問題をどのように考えるべきかは、なかなか決断できないのが実際であろう。慈悲・救済の観点からは是とすべきだろうが、自然を弄ることからは否とすべきだろうし、その見方は自身の思想、教団の教理、宗祖の教示から考えたとき異なってきてしまうことは否めない。そんなことからも、うちの教団ではこう考える、しかし仏教という視点から見たときはこう考えるべきであろう。でも私はこのように思っていると、バラバラな考えに行き当たってしまうことは、ある意味仕方のないことなのかもしれない。ただ、現在既にそういう世情に直面しているわけであるから、逃げることなく真正面から議論し検討することが必要であろう。
最近の各教団の議論や論文などを読んだり聞いたりしていると、なんだか世間受けを狙って論じているものが多く見受けるように思うが、そう思うのは私だけなのだろうか。もし世間受けを狙っての議論をしているのなら、それは真正面からの議論とはいえない。もう少し真剣に検討すべきである。
脳死・臓器移植以外にも、安楽死・尊厳死の問題、不妊治療や堕胎などの生殖医療の問題をはじめ、自殺や殺人などの問題などの生命倫理の問題は、宗教上から議論すべきことが山積している現状にあるといえる。こうした問題を一つひとつ真剣に対応していかなければならないだろう。

なお、脳死・臓器移植関連の論文についてはまたいずれ提示するとして、今回は私が見た関連のホームページを記しておきたい。特定の宗派に関するものもあるが、とりあえず書いておく。追加や、これといったページを知っている方は、是非ともコメントなりメールなりをいただければ幸いである。

脳死臓器移植に対する主な教団の対応
http://www.relnet.co.jp/relnet/brief/r21.htm

日本宗教連盟臓器移植法改正問題に対する意見書
http://www.jbf.ne.jp/2007/06/post_38.html

新宗連青年会ユースフォーラム2006を開催
http://www.shinshukyo.com/webup/back06/main06/main07.14.htm

新宗教新聞記事
http://www.shinshukyo.com/press/940/press1.html

脳死・臓器移植と日本の宗教者  ウィリアム・W・ラフレール
http://www.relnet.co.jp/relnet/brief/r23.htm

日蓮宗宗休庵 隆昌院
http://www6.plala.or.jp/RYUSHOIN/

創価学会が、公式ホームページから削除した宗教と文化
http://page.freett.com/sokagakkai_komei/www.sokagakkai.or.jp/Siten/Syuukyou-Bunka/index.html

池田大作脳死問題に関する一考察
http://homepage2.nifty.com/Felix/Marathon/BrainDeath.html

脳死・臓器移植問題についての提言 浄土真宗やっとかめ通信(東海教区仏教青年連盟)
http://www2.big.or.jp/~yba/column/nousi_01.html

大本教義に見る脳死・臓器移植
http://www.oomoto.or.jp/Japanese/jpBiet/osiekara/honbun01.html

禅文化研究所 脳死問題研究会 研究報告 II.研究討議の推移概要
http://www.zenbunka.or.jp/03_magazine/syakai/noushi/noushi1-2.htm

脳死移植反対アピール「私たちの見解」 密教21フォーラム事務局長・長澤弘隆
http://www.mikkyo21f.gr.jp/info_appeal-3.html

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